安心できる環境【Vol.7】
前回のコラム「Vol.6 ありのままを受け止めること」では、ご本人と関わる際の大切なポイントについてお話をしました。
日常生活において、安心感があることがとても大切なことだと思っています。
これは、誰もが当てはまるのではないでしょうか。
ひきこもり状態にいる時に不安な気持ちでいっぱいになることは自然なことです。
そのような中でも、
自分のことを理解してくれて、支えてくれる人がいるという、
“安心できる環境”があることが、社会に出ることへの第一歩だと思います。
早く解決したいと、ご本人を追い詰めることは、ご本人にとって安心できる場所をなくしてしまうことであり、より社会に出られなくなる、孤立してしまう可能性もあります。
相談においでになる方が感じておられる不安な気持ちと、ご本人が感じておられる気持ちは一致しないことが多くあります。
ご本人が、不安に思っていることは具体的にはどのようなことなのか。
どのようなことがきっかけとなり、ひきこもりという選択肢を取らざるを得ない状態なのか。
一度、ご本人の視点に立って、想像してみませんか。
いつでもご相談をお待ちしております。