ひきこもりが回復するまで②~混乱期から安定期にかけて~【Vol.24】

ひきこもりの状態にも、段階があります。その段階に応じて、適切な関わりをすること、焦らずに丁寧な関わりを続けていくことが、回復の近道だと考えています。

今回お話していくテーマは、ひきこもりからの回復プロセスのページで紹介している内容を含んでおりますので、まずは、こちらのページをご覧になっていただいた上で、お読み下さい。

 

ひきこもり状態の第二段階は、「安定期」と呼ばれる時期です。

この時期のご本人は、刺激には敏感で、焦りや不安といった気持ちはあるため、他人との接点を避ける傾向にあります。よって、ひきこもり状態は持続していくことが多いです。ですが、混乱期ほどの動揺や混乱は少なく、ご家族の関わり方によっては、徐々にご本人の気持ちが安定していきます。

ご家族への抵抗や攻撃性も、幾分少なくなってくるかもしれません。

 

 

こういったご本人の気持ちや状態の変化に至る背景には、ご本人と接するご家族自身の気持ちの安定が大きく影響しているように思います。

 

前回ご案内したように、混乱期から安定期にかけて、ご家族が、相談に繋がっていったり、家族教室等といった場へ参加したりすることで、ご本人への対応や関わり方を学び、実践していくことができるようになります。

そして、多くのご家族は、自分たちの感じる焦りや苛立ち等のネガティブな気持ちを本人にぶつけても、状況は好転せず、むしろ逆効果であること、
また、ご本人を刺激せずに、現状のままを受け止める姿勢が大切であるということに気付かれていきます。

 

 

ご家族が相談機関や支援機関に繋がり続けることのメリットとして、ご家族としての気持ちにゆとりが持てるようになることが挙げられます。

ご家族の安定と比例して、ご本人の気持ちも安定し、「信頼できる人であれば、話してみてもいいかな」と思えるようになっていくのです。

 

家族教室の取り組みにつきましては、過去のコラム(Vol.4)でも紹介しておりますので、ご覧ください。

福島県内では、各圏域の保健所で、家族教室が開催されています。詳細につきましては、お住まいの地域の保健所、あるいは担当課までお問い合わせください。

 

 

センターへ来所していただく面談や、居住地域への出張相談も、随時行っています。

ご相談お待ちしております。