コロナ禍において大切なこと【Vol.15】

新型コロナウイルス感染拡大に際し、福島県内においても、令和3年5月31日まで非常事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛、自身の健康管理の徹底が必要とされています。

ワクチン接種も開始されていますが、最近の報道や全国的な傾向を見ていても、以前のような生活に戻るには、まだまだ長い道のりのように感じてしまいます。

昨年より提唱された『新しい生活様式』では、手洗い・手指消毒の徹底、マスク生活やソーシャルディスタンスを保つなど、生活上の制限がされ、かつ長期的にその生活を定着させることが求められてきました。

このような制限が設けられることによる生活のしづらさや生きづらさを、誰もが一度は感じたのではないでしょうか。

 

心が窮屈になってくると、自分に対しても他人に対しても優しくなれずに、厳しくなってしまいがちです。自他への厳しさは、時に、コミュニケーションにおける心の溝を生んでしまうこともあります。
この溝は、withコロナ時代や相手との関係性、ひきこもり状態の有無等にかかわらず、起こりうるものだと思います。

心の窮屈さを解放し、多少の遊びの部分(余白)ができることで、穏やかな暮らしをしていくために必要な心のゆとりが生まれます。

困難を乗り越えるためには、ある程度の気合や厳しさが必要と思われるかもしれませんが、何事においても、厳しすぎない、多少の遊びの部分(余白)が必要だと感じます。

 

自分の現状や現在の社会の状況を受け止めつつ、多少の遊びの部分を持って、今ある生活をできるだけ穏やかな気持ちで過ごすことが、コロナ禍を生きる私たちにとっては、とても大切なことのように思えます。

一人ひとりが心穏やかに過ごしていくために、今できることを考えてみませんか。

 

 

福島県ひきこもり相談支援センターでは、感染対策に十分配慮しながら、相談に応じています。ご希望に応じて、オンラインによる相談も可能です。

相談を希望される場合には、まずはお電話にてお問い合わせください。

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